Windowsキー+Rで呼び出す「ファイル名を指定して実行」では、コマンドで既存のショートカットを呼び出すほかに、自分で好きなショートカットを作成することができます。
よく使うフォルダやWebサイト、アプリ、バッチファイルなどを登録することで、マウス操作なしで瞬時にショートカットを起動することができます。
以下では、ショートカットの作成方法を画像付きでお伝えします。
事前準備
フォルダ作成
はじめに、ショートカットを格納するフォルダを作成します。
場所・フォルダ名ともに任意ですが、launcher等わかりやすい名前を付けておきましょう。
このとき、作成したフォルダへのパスをクリップボードにコピーしておきましょう。

パスを通す
先ほど作成したフォルダへのパスを通します。
タスクバーの検索窓に「環境」と打ち込むと、「環境変数の編集」という項目が出てくるのでクリックします。

ユーザー環境変数の「Path」という行をクリックし、「編集」を押下します。

右ペインにある「新規」をクリックし、先ほど作成したフォルダのパスを貼り付けて「OK」を押下します。

この手順で作成したフォルダにショートカットを格納すると、 「ファイル名を指定して実行」からショートカット名を入力して起動することができます。
ショートカット作成
以下では具体的なショートカットの作成方法をお伝えします。
アプリ・フォルダ
先ほど作成したフォルダにアプリやフォルダのショートカットを格納します。

Windowsキー+Rでランチャーを呼び出し、以上で作成したショートカットの名前を打ち込んでEnterを押下すると起動します。

ショートカットの名前がそのままコマンド名となるため、短い名前を付けることをオススメします。
Webサイト
先ほど作成したフォルダに移動し、余白を右クリック>新規作成>ショートカットを選択します。

項目の場所を入力する欄に、
“ブラウザのパス” (半角スペース)Webサイトのアドレス
を入力して、「次へ」をクリックします。
※ブラウザ部分のダブルクォーテーションはパスに半角スペースが入る場合必須です。(「C:\Program Files\…」など)

ショートカットの名前を入力して「完了」を押下します。呼び出すときにタイプすることになるので、短いものをオススメします。

Windowsキー+Rでランチャーを呼び出し、以上で作成したショートカットの名前を打ち込んでEnterを押下すると起動します。
IEなど、特定のブラウザでなければ動作しない社内のシステムなどを登録しておくと捗ります。
バッチファイル
バッチファイルも、ショートカットを作成してランチャー専用のフォルダに格納します。
私はlauncher配下にbatフォルダを作成してそこにバッチファイルを格納しています。

実行時にコマンドプロンプトが出てくるのが気になる方は、ショートカットのプロパティから、「実行時の大きさ」を「最小」に設定しましょう。

私はテンプレートから議事録を作成する処理や複数のアプリを同時に開く処理を登録して使っています。
まとめ
以上、ファイル名を指定して実行」に自作のショートカットを追加する方法をご紹介しました。
- ランチャー用フォルダーを作成してパスを通す
- 作成したフォルダにショートカットを格納する
この手順でWindows+Rからショートカットを起動することができるようになります。
以下の記事では既存のコマンドを紹介しているのでぜひご覧ください。